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【自作】3,000円で始める「レバーレスコントローラー」入門【RP2040】

何としてでも最安でレバーレスを始めたい人におすすめ

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この記事では、格ゲー初心者やなるべく低予算でレバーレスを使いたいユーザーに向けて、レバーレスを安価に自作するメリットについて紹介する。

上記のような悩みがある方には、ぜひ自作レバーレスをおすすめしたい。必要なのは3,000円と気合いのみ。hitBOXの1/10の価格で実用性も十分な自作レバーレスの魅力について語っていく。


レバーレスコントローラーとは?

レバーレスコントローラーは、主に格闘ゲームで使用されるアーケードコントローラーの一種で、一般的なアーケードコントローラーにある方向入力用の「レバー」が「ボタン」に置き換えられている。入力が速く正確、コマンド入力が安定しやすい、耐久性が高い、持ち運びやすいなど様々なメリットがあり、プロゲーマーにも愛用者が多い。機構もシンプルでメンテナンス性に優れるため、ボタンレイアウトやデザインを自分なりにカスタマイズできるのも特徴である。

レバーレスがなかなか手に入らない

「ストリートファイター6」は、大規模な大会が開催され配信者やその視聴者を巻き込んでブームとなっている。ストリーマーやプロの多くがhitBOXをはじめとしたレバーレスコントローラーの使用を公言している事もあり、世界中で品薄が続いているような状況だ。
品薄はもちろん、価格の高さも入手しにくい要因となっている。レバーレスの代表格である「hitBOX」は、定価で約40,000円という強気な価格設定である。

hitBOX製品画像

もちろん価格に見合うだけの性能・品質を有しているのは確かだが、アマチュアゲーマー、それも初心者が気軽に購入できる値段ではない。
需要の高まりを受けてか、最近では中国製の購入しやすい価格帯の「hitBOX型のレバーレス」も多数登場している。以前より入手しやすい状態にはなってきているものの、安くて使いやすいモデルは軒並み品切れである。

さまざまなメディアやプロゲーマーに立て続けに紹介された影響もあり、欲しい人でもなかなか手に入らない状況が続いている。

レバーレス自作のススメ

レバーレスコントローラーが入手しにくい状況を受け、最近では自作するユーザーが増えている。
実はレバーレスコンの構造は従来のアケコンに比べシンプルなので工作難度は低めである。さらに、自作するための情報が豊富であること、パーツの単価が安いこと、ファームウェア導入が簡単なことも追い風となり、挑戦するメリットは大きい。

自作のメリット

完成するまでに結構な時間が必要なのはデメリットだが、1日もあれば完成するレベルではある。パーツ集めにもそれなりに時間は掛かるが、安さは何にも変え難いメリットだ。

製作に必要なモノと予算

コントローラーとして動作させるには以下の表のパーツが必要となる。点数は少なく単価も安いので、ある程度品質に拘ったとしても5,000円以内には収まるだろう。
ちなみに今回僕がレバーレス製作にかけた金額の内訳は以下の通りである。

パーツ金額備考
Raspberry pi pico300円Aliexpressで購入。時間は掛かるが安い。
国内Amazonで買うならこちら
Kailh ロープロスイッチ1,150円35ピース入で2,310円。今回は18個使用。リンクはこちら
ケース(3Dプリンタ製)300円thingiverseのモデルを使用。
製作者様の記事はこちら
はんだ(精密機器用)200円
半田ごて700円可能なら3,000〜4,000円位のちゃんとしたモデルがオススメ
エナメル線300円
キーキャップ(3D製)0円
ネジ300円M3.5 12mmx8、M2.3 6mmx4。なしでもOK
合計約3,250円

道具を一から揃えたとしてもこの価格である。必要な道具が手元にあるなら更に安く製作できる。また、ハンダやエナメル線などがかなり余るため、キースイッチさえ追加購入すれば、もう1,2台製作することも可能だ。

なぜ安い?コストを抑えるコツ

安く済んだ要因としては3Dプリンタの有無がかなり大きい。外部に依頼すると追加で2,000〜3,000円程度の出費は避けられない(その分品質は良いはずだが)が、一般的な成人男性の自宅には3Dプリンタがあるはずなので、自分でプリントすればわずかなフィラメント代と電気代で済む。

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難しい場合は「DMM.make」などの外部プリントサービスに依頼することを推奨する。

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